クライスラービルです。 大学の建築の講義にはこういった商業系の建築は出てきませんが、各種の書籍や映画、テレビで馴染みのある建築でした。
実物には初対面です。
いかにもアメリカチックなアールデコデザインのビルです。
所々に装飾のアクセントがあります。茶目っ気のある外観です。
エントランスホールです。
眠気を誘うようなマッタリ感のある飴色の色彩が床・壁・天井を覆い尽くしています。
メタルワークの装飾はクライスラーゆえに車のモチーフでしょうか。
近年に設置されたのでしょうか、エレベーターホール前にはセキュリティゲートが存在していました。
近年のNYの高層ビルではエントランスホールは公共スペースとして誰でも寛げるような空間として造られていますが、このビルの時代はまだそういう思想は無かったのでしょう。誰でも自由に出入りは出来ますが、座って寛ぐような場所はありませんでした。 それでも誰もが勝手に出入りできて写真撮影しても怒られないというのは良いことです。
