設計者上がりの建築コンサルタントブログ

建築コンサルタント、プロジェクトマネージャー、コンストラクションマネージャーの視点

サイボーグ作業員

日経BP社のWEBサイトであるケンプラッツのニュースで知りました。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20140930/678630/

スーパーゼネコン大林組は10月下旬よりロボットスーツを試験的に現場に投入するらしいです。 ロボットスーツ「HAL(Hybrid Assistive Limb、ハル)」の研究や製造、販売を手掛けるサイバーダインの製品とのことです。

当面は5台のHALをサイバーダインから有償レンタルし、下請け会社の作業員で使用するとのこと。腰に負荷が掛かりやすい床石工事や左官工事作業員が身に着けて、作業の効率を調べるらしいです。

建設作業員の減少や高齢化からの作業員不足や労務費の高騰が建設業界の悩みの種となっていますが、この試みがその解決方法の一つになるかどうか注目です。

本日の読売新聞の第3面では防衛省の装備品の研究・開発に関する記事がありました。こちらでは高機動パワードスーツでの人命救助や離島奪還作戦での使用を想定しているようです。

サイボーグ(cyborg)と聞くと、「サイボーグ009」や「600万ドルの男」などが思い浮かび、違和感を感じましたが、サイバネティック・オーガニズム(Cybernetic Organism)とは広義の意味では生命体(organ)と自動制御系の技術(cybernetic)を融合させたものということですので、これらの事例はまさにサイボーグなのですね。