設計者上がりの建築コンサルタントブログ

建築コンサルタント、プロジェクトマネージャー、コンストラクションマネージャーの視点

ザハ・ハディド展

初台の東京オペラシティアートギャラリーで開催されている、ザハ・ハディド展に行ってきました。

左はギャラリー階へ至るエスカレーター下から、右はギャラリー入口の写真です。 ここまでしか写真撮影はできません。 IMG_5048 IMG_5050 海外の美術館みたいに撮影可能にすれば良いものを、、、その方がTwitterやブログからの情報拡散で来客も増えると思いますが。。。

展示内容は一般的なものかとは思いましたが、ザハの作品はドローイングは何度も観たことがあったんですけど模型や実作も含めて全般を見られる機会は今まで無かったので面白かったです。

展示の最後は、物議を醸し出している新国立競技場の展示コーナーでした。 建築家諸氏からの反対運動や既存改修案の提案など、いろいろと揉めていますが、ザハの最高の作品になる可能性もあるのでは?という思いもあります。なぜならば、私はグラスゴーでリバーサイドミュージアムを観てきましたが、実物は意外に出来が良くありません。ディテールが貧相でコンセプトが建築に昇華しきれていない印象でした。 このプロジェクトでは日建設計をはじめとする実力ある組織設計事務所が設計を詰め、施工については竹中と大成が施工予定者となっています。 ザハの大胆なデザインが日本の緻密な設計と施工で現実化された時、素晴らしい物になるか、どっちつかずのつまらないものになるのか、とても注目しています。 外国からの観光客が見学目当てに訪れてくれるような建築になることを望みます。

それにしてもこの展示のパンプレットは非常に見難いものでした。 シンプルにこだわっているのはいいのだが、なにしろ視認性が悪い。。。 老眼にも優しく無いですね。(笑)

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チラシはこんな感じ。 IMG_5070 IMG_5071