仕事で某駅前広場計画に関係することになり、参考例としてここ、押上駅前自転車駐車場を見学してきました。東京スカイツリーの至近にある屋上庭園のある自転車置場です。
設計:日建設計 延べ面積:4,048.04m2 駐輪台数:2600台 開設:2012年4月1日
・第5回サステナブル建築賞審査委員会奨励賞(2014) ・日本建築家協会優秀建築選(2014)
全景写真(IBEC建築省エネ機構HPより) 駐輪場の利用者だけでなく多くの人が楽しめるような「丘」として、観光客や近隣住民の憩いの場、かつスカイツリーを見上げる見晴台となるべく設計されています。 屋根に降った雨水の再利用(トイレ洗浄水、植栽潅水)の他、蒸発蒸散作用による建物の熱負荷低減策も考慮されています。 建物地下躯体の直下に地下鉄の躯体があるために、建物重量の分散や軽量化が必要だった様です。
ファインフロア風の鋼板加工パーツにパンチング加工をしてデザインしています。
階段の段鼻には視認性向上のために黄色いテープが、、、 後から貼られたものと思われます。
屋上には広場スペースがあります。地元の少年達がローラースケートで遊んでいました。その他、年齢不詳の男がベンチスペースにてPSらしきゲーム機で一人遊び。あまりよい雰囲気とは言えない感じ。。。
2階上部のスリットからは屋上の様子が垣間見えます (ベンチのゲーム男一人)
スカイツリーの撮影ポイントにもなります
建築的にはよく出来ていると思いました。駐輪場という本来は華の無い施設をよくぞここまで建築的に創り上げたものです。
惜しむらくは、屋上広場の雰囲気。もう少し緑の丘になっていて、移動空間だけでなく座って寛げるような場所がもっとあれば良かった。 平日の夕刻だったからか、景色を楽しむとか寛いでいる人は皆無。休日はもっと雰囲気が良いのだろうか。