設計者上がりの建築コンサルタントブログ

建築コンサルタント、プロジェクトマネージャー、コンストラクションマネージャーの視点

翔んで埼玉

埼玉県をdisるマンガ「翔んで埼玉」現象についてようやく察知する事ができました。。。(汗) ちなみに私は埼玉県人。ネイティブ埼玉人ではなく某地方から神奈川→東京を経ての入植者ですが。。。

電車の中でふと見つけた広告が記憶に残っており、書店で目立つ場所に置いてあったので(流石!埼玉の書店)購入してみました。

【埼玉の電車内の広告】 IMG_7713

この漫画本はビニールに包まれているため立ち読みでの中味確認は出来ず。。。電子書籍Kindle版が無いか、スマホAmazonのサイトをチェックしてみたが見つからないので購入を決意。最近はKindleで本を購入することが多いので久々のリアル本購入です。 (後から知っりましたが、この復刻版ではなくて、白泉社の元の漫画本「やおい君の日常的でない生活」はKindle版がありますね。(翔んで埼玉も入ってます)→Amazon

IMG_7710

内容は ①翔んで埼玉PartⅠ ②翔んで埼玉PartⅡ ③翔んで埼玉PartⅢ ④時の流れに ⑤やおい君の日常的でない生活 ⑥埼玉県についての風土的考察

画風が懐かしいなと感じたのも当然、、、 この本は昨年12月に出版されたものですが、中味のマンガについてはなんと1982年〜1984年に「花とゆめ」という少女マンガ雑誌に掲載されたものでした。 (※⑥については描き下ろし)

そういえば、作者の魔夜峰央氏はパタリロの作者でした。

すがすがしいまでのDisり方。 現代(制作当時?)の士農工商制度、東京都→埼玉県→茨城県というヒエラルキー 最近はダサイタマも洗練されてきたかと感じてはいたが、これで流れがまた逆流かどうか・・・?しかし、埼玉県人にとっては必読書であろう。

なんと、この現象は、Twitterでこのマンガにおける埼玉県民のかわいそうな扱いが話題を呼び、クチコミで評判が広まったらしく、テレビ番組(マツコ・デラックスがやってる日テレ系『月曜から夜ふかし』など)も取り上げた事が発端のようだ。 新たな出版は宝島社が作者の魔夜峰央氏に復刻を提案して実現したとの事。予想していた数を大幅に上回る予約があり売れ行き好調らしい。

この勢いで未完の「翔んで埼玉」の続編が再会されると良いのだが、、、 しかし、制作当時は所沢在住で自虐モードで描くことができた作者も今は横浜市民とのことで、横浜市民の立場からは描きにくいようですね。

関連:ダ・ヴィンチニュース 埼玉ディス漫画『翔んで埼玉』について埼玉県民が魔夜峰央先生に聞いてみた

ちなみに、 ④「時の流れに」は茨城(Disりながらも)が日本の首都になった22世紀へ現代の女子高生がタイムスリップする物語。なんとなく「時をかける少女」のようなSF名作っぽい感じ。

⑤「やおい君の日常的でない生活」はハチャメチャで笑える。