設計者上がりの建築コンサルタントブログ

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自動運転車(レベル2):スバルレヴォーグ EyeSight (ver.3)の運転体験

ニュースでGoogleトヨタの自動運転車のニュースを目にするようになってきました。自動運転とはどんなものなんだろうか、、、気になっていました。 最近、ペーパードライバーになりつつあったのでレンタカーを借りてドライブをすることにしました。 そこで、自動運転に近い装備を持った車を借りてみることにしました。

それは、ニッポンレンタカーのスバルレヴォーグ EyeSight (ver.3)です。 IMG_7347 http://www.nipponrentacar.co.jp/newclass/newclass_201504_ji.html

「自動運転車」、即ち「ロボットカー」についてWikipediaで調べてみると、自動運転の定義は下記のようになっています。 【自動運転の定義】日本政府や米国運輸省道路交通安全局 では自動化のレベルを以下のように定義されており、今回運転したスバル車のシステム:EyeSight (ver.3)はレベル2に該当。EyeSightは市販車用に実用化された世界初のシステムです。

レベル0 ドライバーが常にすべての主制御系統(加速・操舵・制動)の操作を行う。前方衝突警告(FCW)などの主制御系統を操作しない運転支援システムもレベル0に含む。

レベル1
加速・操舵・制動の内、1つ以上を個々に自動的に行うシステム。アダプティブクルーズコントロール等がこれに該当する。
レベル2
加速・操舵・制動の内、2つ以上をドライバーに代わって調和して自動的に行うシステム。アダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付き)等がこれに該当する。ドライバーは常時、運転状況を監視操作する必要がある。その為、2014年時点で市販されているシステムはある程度の時間(10~15秒等)、ハンドルから手を離しているとシステムが解除される等の仕様となっている。
レベル3
加速・操舵・制動を全て自動的に行うシステム。ドライバーは運転から完全に解放されるが、緊急時やシステムの限界時には、システムからの運転操作切り替え要請にドライバーは適切に応じる必要がある。事故時の責任はドライバーとなる。レベル3に該当するシステムは2015年時点で市販されていない。日本政府は2020年にレベル3システムの実用化を目指しており、2015年現在、各国、各メーカーが実用化を目指しているのは、このレベル3相当が大多数である。
レベル4
完全自動運転。安全に関わる運転操作と周辺監視をすべてシステムに委ねる。有人、無人両方がある。レベル4に該当するシステムは、上記の鉱山等で運用されている無人ダンプや無人軍事用車両等、特殊環境で運用されているもののみで、一般市民が公道を走れるものは市販されていない。日本政府は2020年代後半にレベル4システムの実用化を目指している。

EyeSight (ver.3)の機能http://www.subaru.jp/levorg/levorg/safety/eyesight.html

[embed]https://youtu.be/Y2FT8uRJoJ0[/embed]

【プリクラッシュブレーキ】:危険を予測し衝突を避ける 衝突の危険がある場合、ドライバーに注意を喚起。回避操作がない場合はブレーキ制御を行い、自動的に減速または停止。 首都高速の走行時にふとよそ見していた瞬間で車間距離が縮まっていたその時、警告アラームが鳴って急ブレーキの回避が出来た。 【全車速追従機能付クルーズコントロール】:車間距離を制御し渋滞を快適にする 高速道路や自動車専用道路で、0km/h~114km/hの広い車速域で先行車に追従走行。アクセルやブレーキ操作のわずらわしさを軽減し、快適で安全なロングドライブを提供。 →渋滞時や高速道路走行時の安定走行をする時には非常に便利であった。加速や減速は自動に行われ、スポードメーターを見ながらアクセルワークで速度調整をする必要が無いことから疲労感の軽減につながるサポートであると感じた。欲を言うと100km/h越えのスポードでもクルーズコントロールセットができるともっと楽であろう。高速道路走行時に運転の上手な先行ドライバーを見つけてロックオンすれば、その後ろを走ることでより運転の疲労感軽減につながるはず。(制限速度越えだから難しいでしょうね、、、)

[アクティブレーンキープ ]:ステアリング操作をアシストし安全運転を支援する ロングドライブでのドライバーの負担を大幅に軽減する“ はみ出さない技術”。高速道路や自動車専用道路での走行時、ステアリング操作のアシストを行い、「車線内中央付近の維持」や「車線逸脱抑制」を行う。 →ステアリングアシストは走行時にハンドルに手を添えられて補正してしてもらっているように、グッと力が加わる印象であった。車線を踏みそうになった時のアラーム音など、かなり安心できるシステムであると感じた。

[AT誤発進抑制制御]&[AT誤後進抑制制御 ]:誤操作による急な飛び出しを防ぐ 駐車スペースから出る時などの、シフトレバーやペダルの誤操作による急な飛び出しを抑制。「発進」だけでなく「後進」への対応も実現。 →今回のドライブではこれに助けられるシーンは無かったが、高齢者ドライバーにはあったほうが良いシステムであると思う。

今回、久しぶりの運転で長距離を一人で運転したわけですが、EyeSight (ver.3)のおかげで運転のルーティンワークから開放され、運転を楽しむことができ、疲労軽減につながったと思います。同乗者も運転できる人なら良いのですがドライバー1人の場合は長距離運転はつらいですからね。このシステムを体験すると今後は長距離運転となるとEyeSight (ver.3)非搭載車には乗る気がしないかもしれません。。。

スバルレヴォーグ試乗 参考動画

[embed]https://youtu.be/hNRfIii-_lE[/embed]

[embed]https://youtu.be/xzTus3z5LQs[/embed]

■初回ドライブ:東京ゲートブリッジ、海ほたる方面へ (往復:約280km)

IMG_7101 東京ゲートブリッジ

IMG_0394 海ほたる

■2回目:平湯温泉、飛騨高山方面へ(往復:約750km)

IMG_7324 平湯温泉

IMG_7339 飛騨高山

IMG_0415 諏訪湖