設計者上がりの建築コンサルタントブログ

建築コンサルタント、プロジェクトマネージャー、コンストラクションマネージャーの視点

食と緑の空中庭園 (池袋西武本店9階屋上)

以前に日経BP社のケンプラッツの記事(リンク記事)で見て気になっていた場所ですが、ようやく訪れることができました。今年の4月29日にリニューアルオープンしていたようです。

食と緑の空中庭園Website IMG_7309

西武・そごうがデザイナーの廣村正彰氏(→廣村デザイン事務所)に屋上の活性化の話を持ち掛けたところからプロジェクトが始まり、空間へのテーマの必要性から印象派の画家クロード・モネの絵画作品「睡蓮」にインスピレーションを得て、テーマを「水と緑で四季を感じる庭園」と設定したようです。テーマを具現化できるランドスケープデザイナーとして廣村氏がアースケイプ代表の団塚栄喜氏(→アースケイプ)にデザインを依頼したとの事。モネの絵画を抽象化して、屋上全体を池に見立ててその水面に蓮の葉が浮いているように、全てのモチーフを円形にデザインされています。(→屋上平面図

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IMG_7318 床はブルー系のモザイクタイルが使用されていますが、場所によってモザイクのバランスや色を変えてあります。水面の反射やさざ波などをイメージしているのでしょうね。

屋外フードコートのような作りです IMG_7305

席はほとんどがフリーですが、Restaurant&BARの前だけは専用席のようでした IMG_7308

各種のテーブルと椅子、パラソルやヒーターが備えられているので、春・秋以外でも楽しめそうな場所です。 IMG_7312

水盤とそれを取り囲むカウンター・テーブル IMG_7315

モネの絵画っぽい庭園があります IMG_7306

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トイレもあります IMG_7303

自販機コーナーも IMG_7317

ビジュアルサインも円をモチーフにしています IMG_7302

数年前に訪れた時は、うどん店「讃岐かるかや」とガーデニングショップ、フィッシュショップしかなく空き地だらけで寂しい印象の場所でした。そのうどん店は日テレの「ぶらり途中下車の旅」で観て行ってみたんですが、まだ東京では讃岐うどんが知られる以前の昭和43年からこ場所でずっと営業をしていたようで、今回のリニューアル後も存在していたのは良かったです。 さっそく「讃岐かるかや」のスタミナうどん(¥510)を水盤のカウンター席で食すことにしました。 ちょっとカウンター高さが椅子の高さとマッチしていないかも、、、 食事するにはテーブルがちと高いですね。。。

うどんは美味しかったです。 IMG_7316

次は夜に訪れてみるとしましょう。