設計者上がりの建築コンサルタントブログ

建築コンサルタント、プロジェクトマネージャー、コンストラクションマネージャーの視点

舞台「けものフレンズ」の鑑賞 @AiiA Theater Tokyo

アニメ関連施設のプロジェクトに関わっており、そこでは2.5次元ミュージカル用施設も設置されるため、参考のために2.5次元ミュージカルを鑑賞してまいりました。

場所は「AiiA 2.5 Theater Tokyo」(アイア 2.5 シアタートーキョー) →施設Website

この劇場は以前は「渋谷マッスルシアター」として開館し、2015年から2.5次元ミュージカル専用劇場として運用を開始しているものです。(2.5次元とは→解説記事)

観てきた演目は、舞台「けものフレンズ公演Website

2.5次元ミュージカルの演目を調べてみた所、アニメのオリジナル作品を知っているものがほとんど無かったが、「けものフレンズ」は顧客打合せでも話題に上がっていた為、テレビ東京あにてれという動画配信サービスで全12話を鑑賞済みだったのでこのチケットをGETしたわけです。

     シアターエントランス

この人だかりは何かと思ったら、グッズ購入のための行列でした。SHOPに入るためには並ばなければならないという状況。SHOPスペースが狭い故でしょう。

私が鑑賞したのは1月20日(土)昼の部

■劇場について 劇場の造りはけっこうチープなものであった。全体的に仮設建築っぽい感じで、味気ない印象。非日常の華やかさは無い。トイレは現場事務所のトイレのような感じだった。ロビーについては入場の人員で満杯であり、ゆったりと開演前の時間を過ごすという事は出来ない。カフェスペースがあるようだが開いていなかった。採算が取れないからであろうか。 客席の椅子は固定席ではあるが、スポーツ施設(スタジアム等の)用の樹脂製の椅子が用いられている。座り心地は悪くはないが、公演中に同列の客がリズムに合わせて体を揺らすと振動が伝わってくるため不快であった。 舞台には緞帳などの幕類は無くオープンステージで、開演前から常に舞台が見えている状況。

■観客について ・観客の男女比は1:9くらいでは無いだろうか。女性客は若いグループ数組、カップルで来ている人が数人、子供連れが数組。子供客は数名しか見当たらなかった。自分としては鑑賞者中の最高齢者に位置するのではないかと思っていたが、そうでもなく、オッサンっぽい人が沢山いた。イベント関係のクライアントからオタクも年齢層が高くなってきているという話を以前に聞いた事があるが納得の事実であった。 (演者が若い女性ばかりのため観客は男ばかりという事だろう。以前、同じプロジェクトで設計を担当しているゼネコン設計部の人から聞いた話では、2.5次元ミュージカルに行ったところ、スポーツアニメが原作で若いイケメン俳優ばかりが出演する演目だったために観客は女性ばかりだったという。)また、クライアントの話で、オタクが集まるイベントの終わった後は会場が臭いという話もあった。客席ではどこからともなく異臭(体臭)が漂っており、マスクをして防臭対策をした次第である。

■演目について ・鑑賞前に作品の鑑賞者レビューを見てみたが、アニメ作品のファンによるコメントばかりで肯定的なものばかりだった。アニメ作品の熱狂的ファンでない者には学芸会のような作品で2時間も耐えられるだろうか?という不安もあったが、予想に反して楽しい作品で2時間中まったく飽きること無く鑑賞できた。(幕間は無く、2時間ぶっ通しであった) ちゃんとミュージカル的な演劇に仕上がっており、アニメ作品を知らなくても楽しめると思った。(知っていたほうがより楽しめるとは思うが)演劇ならではのアドリブ有り、観客イジリ有り、客席まで演者がやって来るなどの観客サービスで楽しませてくれた。 アニメ作品にアレルギーのある人も鑑賞後は印象が変わるのではないだろうか。 (男性目線で観るとひいき目になるのかもしれない。若い女性声優・女優が動物の耳や尻尾を付けて元気よく歌って踊るという事だけでも萌え要素が満載であるために。。。(汗))

【舞台「けものフレンズゲネプロ動画】

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2.5news舞台「けものフレンズレポート」】